3/22 「15年見れば分かる、なぜ株を買うべきなのか」のまとめ
何に注目していたなら株で儲けられたのか?
株式投資は、長い目で見た時に株価がどのような動きをしてきたのか、この15年間に何がどう変わってきたのかをもう一度振り返ってみると、
全く違う見え方をしてくる。
「ネット証券が出てきてから、自由に株が売り買いできるようになった。こういう相場が不安定な時こそ長い目で見た時にどうであったかの振り返りをしてほしい」
過去15年の株価を検証した結果、株価は上がる時も下がる時も、一本調子で上がったりせずに、上がったり下がったりを繰り返しながら動いている。
何度も利益を上げるチャンスはあった。
この15年間でも最も下がった時は、7000円近辺まで下がった。
一番高かった時は21000円くらい。この間、うまく買えば3倍。
何に注目していれば株で儲けることができたのかというと、ここ15年という期間に注目すれば、
政治が安定していて長期政権の時は株価の右肩上がりが続く。
例えば、小泉政権の時は株価が上がっていた。
今の安倍政権も、上がりやすいと言える。
一方で、ここ数年間でよく言われるのが、黒田バズーカという金融緩和の話。
確かに、過去はそれは影響力があったが、だんだん効かなくなってきている。そういうことでは株価は動きにくくなっている。
人が買わない時に勇気を出して買うことが重要。
配当で投資額を回収できる銘柄の選び方
高配当の代表例とも言える、武田薬品工業。
2001年に株を買っていたとして、毎年受け取っていた配当金をたし込んでも、買った時の金額の39%くらいしかまだ受け取れていない。
回収率は39%しかない。これを15年で割ると、1年あたり2.6%の利回り。
あまり悪くない気がするが、よく見ると武田薬品の株価は2001年と今は全く同じ株価。
新しいタイプの高配当株が出てきている。
明光ネットワークという個別指導塾の会社は、高配当なので、2001年に買っていたら7年間で投資額が全て回収できていた。
2001年に株を買った人の今年の利回りは65%。毎年配当金を増やしてくれているから。
また、株価も上昇している。19倍。
KDDIは、配当で15年間で投資額の88%が回収できている。株価も7倍。
大東建託は、15年間で配当だけで137%回収。株価も7倍。
成長している企業は、どんどん配当金を出したり、株主に還元策をしているので株価もアップしている。
毎月1分。サイコロジカルライン。
やり方は以下。
これを毎月つけていく。一年で12個の星がたまる。
この12個を見て、何勝何敗かを見る。
13ヶ月目に入ったら、最初のひと月目を外して、12ヶ月分を見る。
そして「この勝率が3勝9敗になった時の翌月に買って、ずっと持っておく。そしていつの日か白星が続いて10勝2敗になった時に売る。」
これをしていると、この15年間に3回買って売るというタイミングがあったが、全勝であった。
気が遠くなりそうだが、かかる時間を考えると月1分だけなので手軽。
銘柄を選ぶ必要がないのがすごいところ。
値上がりが続くのは、利益だけでなく○○○も伸び続けている株
株価が右肩上がりで上がり続けているものは、超有名企業などではなく、ある分野で非常に強いと言う企業。
例えば、参天製薬。目の病気用の目薬だけだったが、今は花粉対策やパソコンや目の疲れ、紫外線対策の目薬を開発し、勝ち続けている。
大企業で、儲からないと言ってリストラやコストカットによって利益を出そうという会社もあるが、それは続かない。
やはり売上高が伸びていっていないと、いつかはコストカットは限界がくる。
そういう意味でも、参天製薬のように新しい市場を作り出して売上高を伸ばしていくことが重要。
投信の積み立てなら長期で勝てるのか?
2001年から毎月投信の積立を始めた人は15年間、2006年から始めた人は10年間、積立をやってきたことになるが、
現状5割以上の利益が出ている。
今はちょっと下がっているが、全体的に見ると右肩上がり。
下落している時に投資をやめてしまう人もいるが、下落の時に積立を「やめない」ことが重要。
下落しての負けないワザ2つ。
1、株価が下がってきて、過去の安値を下回ってきたタイミングでは、もう一度それが上がって戻って来たタイミングのところでちょっと多めに買う。(安い時に多く買う)
2、毎年年末時点で、儲かっているのかをチェックして儲かっていたら儲かっている分だけ利益を確定しておく。利益を確定しておけば、下げが来た時に頼る貯金ができているから。
投資信託の注意点は、手数料がかかること。
なるべく販売手数料がかからないものや、信託報酬の低いものを選ぼう。
なぜ株を買うべきなのか?ここがポイント!
この15年間のなか、企業がどう変わったのかが重要である。
2000年当時だと業績がアップするとそれが給料やボーナスや福利厚生になっていたが、
今や業績が良くても給料が上がらなかったり、社宅や寮もなくなってきている。
それは、経営者が儲かった分を社員に還元するのではなく、株主に還元し始めたから。
そうなると、働くだけで給料を期待していてもそれが回ってこないのであれば、
株の方に自分でもう一つ受け皿を作り、株主として受け取るというのがこれからのサラリーマンに必要になる。
いかがでしたか?
「毎年年末時点で、儲かっているのかをチェックして儲かっていたら儲かっている分だけ利益を確定しておく。」というのは心にグサリと刺さりました。
サイコロジカルラインというのも、簡単で興味深いですね!
※あくまで、いちリスナーが勝手に聴いてまとめるサイトですので、
詳しい情報等は「オトナカレッジ」のホームページをチェックして、実際に聴いてみてくださいね。
http://www.joqr.co.jp/college-pod/lecturer/kamikado/
podcast「マネー学科」の補足として、このサイトをご活用くだされば幸いです。
※株や投資信託にはリスクが伴います。投資は自己責任でお願いします。
スポンサーリンク